この日は雪と凍結で滑りやすい大変厳しい状況でしたが、参道の階段を登ると御堂前で地区住民による甘酒のサービスがあり、参拝客の体を温めていました。また、宵祭りには欠かせない福飴の販売も行われており、昔は多くの飴屋で賑わいましたが、今では地区住民手作りの福飴が販売されています。
護摩供厳修では護摩壇に立ち上がる火柱と共に太鼓の音が響き、御開帳では年に1回、本尊の毘沙門天像が御開帳されます。聖徳太子が柳の霊木から二体の毘沙門天の木像を彫り、一体は京都の鞍馬寺に、もう一体が毘沙門堂に納められたとの事です。
豆まきでは、毘沙門堂の中には鬼はいないので「福は内、福は内」とだけ言って豆がまかれました。豆の中には小さなお札も混ざっており、お札を入手しようと参拝者は手を伸ばし袋を広げていました。また、豆まきの後には裏名物(?)のみかんまきも行われ、みかんが結構な勢いで御堂の其処此処に向けて飛んでいきました。