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2017年2月26日日曜日

自然栽培研修会および研究会設立準備会が開催

 2月26日、初めての自然栽培研修会および研究会設立準備会を新穂支店で開催しました。佐渡市が認証する「朱鷺と暮らす郷米」の生産者ら57名とJAや行政関係者、計89名が出席し、自然栽培の意義や想いを確認しました。

 佐渡は2011年に先進国で初めて「世界農業遺産(GIAHS)」に認定されるなど、トキをシンボルとした環境保全型農業と生物多様性農業に取り組んでいます。そして現在、佐渡島内では既に5人の農家がコシヒカリ等で自然栽培を実践しています。

 JA佐渡は自然環境に配慮した農業生産を強めようと、究極の生物多様性農業である自然栽培に挑戦します。今回の研修会を通して生産者に向けてその意義と想いを伝え、さらに生産者組織「JA佐渡自然栽培研究会」を立ち上げて3月下旬に設立総会を行う予定です。この取り組みに関連し、水稲の自然栽培導入に向けて石川県、JAはくいの「のと里山農業塾」に水稲指導課職員を昨年12月から1年間派遣し、その取り組みについて学んでいます。

 研修会ではJA佐渡の齋藤孝夫会長より「佐渡の生きものと共生する農業は、市場で高い評価を得ています。自然栽培は一段上を目指すものです。今回の研修でその意義を確認して欲しい」と挨拶がありました。また、前田秋晴理事長より「自然栽培は既成概念を凌駕する。自然栽培に取り組む事でオーガニック市場への挑戦、移住者を呼び込む、佐渡産農産物のブランド力を向上しよう」と取り組みの意義を訴え、自然栽培研究会への参加を呼び掛けました。

 その後、自然栽培新潟研究会の宮尾浩史会長と山形大学の粕淵辰昭名誉教授から「新潟市を中心とした自然栽培の現状と課題の報告」「無農薬無化学肥料栽培に関する研究成果」が講演されました。講演後の質疑応答では慣行栽培から自然栽培への移行過程での変化、雑草対策、年ごとの収穫量推移などで意見が交わされました。また、季刊書籍「自然栽培」出版元の東邦出版、温野まき編集長より自然栽培に関する様々な現状データの提供がその場で行われました。



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